【KG+】太田潤 写真展「いきをかさねて」

【KG+】は、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のサテライトイベントとして、2013年にスタートした写真祭です。

このたび、THE GENERAL KYOTO 四条新町が展示会場に選ばれ、
当館ロビーにて、写真家・太田潤による写真展
「いきをかさねて|Gathering Our Moment」を開催しております。

本展示では、移動の時間や家族との記憶、そして日常の中にある時間の流れをテーマにした作品が並びます。
何気ない風景の中にある感情や記憶をすくい上げた作品群を、ぜひゆっくりとご覧ください。

ご宿泊のお客様はもちろん、外来のお客様も無料でご入場いただけます。
京都散策の合間にも、お気軽にお立ち寄りください。

< 開催概要>

会期:2026年4月18日(土)~5月3日(日)
時間:10:00~18:00(会期中無休)
会場:THE GENERAL KYOTO 四条新町 1Fロビー
入場料:無料

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しっかりと休むには不向きな夜行バスのシートも、長く使っていると次第に身体に馴染んでいく。
眠りに落ちる前、高速道路の等間隔に並ぶ照明灯の残像が、まぶたの裏に残っている。

久しぶりの夜行バスは、思いのほかよく眠れた。

到着まであと15分ほど。
カーテンと窓の隙間から差し込む朝の光に、夜が明けていることを知る。
雨を集めて勢いを増した川を、バスは渡っていった。

学生時代、「青春18きっぷ」で長い休暇を過ごしていた私は、遅い移動には慣れているつもりだった。
けれど、それも心の持ちようなのかもしれない。

この倦怠感は身体の疲れなのか、あるいは窓越しに見える景色のせいなのか。

新潟に着く頃には道のりの半分ほど。
やがて日本海が現れ、見慣れた灰色の荒波が横へと流れていく。
それに並ぶように、時間もまた流れ続けている。

祖父の葬儀を終え、羽田へ戻る。
最期まで私のことを気にかけてくれていた人だった。

モノレールに乗りながら、東京の街がどこか過剰なほど「生」で満ちていることに気づく。
何かを置いてきてしまったような感覚。

数日間の見知らぬ環境に疲れたのか、長女は深く眠っていた。

祖父が亡くなった翌年、次女が生まれた。
よく笑い、いまを生きている。

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ご滞在のひとときに、
静かに流れる時間と向き合う機会となれば幸いです。

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